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●Boom Boom Satellites、最後の映像作品となるライブBDの発売が決まりました。
 http://www.bbs-net.com/news/

 昨年6月に行われたラストライブの映像化で、勿論、ボーカルの川島道行さんは、
 残念ながら急逝しており、彼が遺したボーカル音源を使用し、演奏するという、
 一夜限りのライブでチケットは勿論瞬殺で、映画館でのファンミも行われたんですが、
 仕事の都合で行けず、個人的に物凄く後悔をしていたんですが映像化が決まり、
 やっと最初で最後のライブが観れると思うと楽しみであり、寂しさもあります。
 
 正直な話、自分の中では、まだ新しい音を聴こうという気持ちになれてないんですよ。

 BBSは邦楽ロックの中で10歩先を走っていたバンドでもありましたし、
 商業的には売れたバンドではありませんでしたけど、ココまで1つの音を突き詰めた
 バンドって自分が今まで聴いてきた中では居なかったと思うので・・・。
 今、流行りの音も良いかもしれない、インディーズで仲間内だけでやってるのも
 いいと思う・・・でも、僕はソレは違うとBBSを聴く度に思うんです。

 ただ仲間内だけでライブで金取るなら、もっと命懸けで演って欲しいと思うんです。

 ボーカルの川島道行さんは晩年、命を削りながら曲を作り、ライブも出演し、
 ラストシングルでは脳腫瘍の影響で意識が混濁している中、4曲楽曲を歌い上げた。
  *ニュース番組やベストの特典BDでレコーディング風景が映像化されてますが、
   目を背けたくなるような壮絶な状況で曲を作っています。
 生前最期のPVになる『STARS AND CLOUDS』では意識もハッキリしない、
 歩くこともままならない状況であえて『その時』の姿をPVで観せています。

 ベース&プログラミングの中野雅之さんは川島道行さんの余命宣告以降の活動は、
 鬼気迫るモノがありました、『最期かもしれない』という想いが後期のアルバムでは
 痛いほど伝わってくる音作りをしています、精神的にキツかったと思います。
 術後意識がハッキリしてない川島道行さんに叱咤するシーンは印象的でした。
  *毎回ライブ後、2人で怒鳴り合ってたらしいですが・・・ライブの出来に。
 
 今の若手に命懸けで音を作り上げるという気持ちが全く見えてこないから、
 最近はインディーズは全く聴いてません、ライブ行っても全く楽しくないし。
  *今のバンド、BUMPとかの真似事ばかりで全く面白くないですから。
   特に地元名古屋のインディーズバンドはダメ・・・何も伝わってこない。
 別にBBSのような壮絶なことをしろとは言わない、でも、命がけでやってこそ、
 プロのミュージシャンである姿が見えてくると僕は思います。

 でも・・・。
 
 BBSと直接フェス等で関わった若手バンド達は大きく成長しているので、
 そのバンドに関しては耳を傾けていくつもりですが・・・。
 coldrainや細美武士さんなどは明らかに遺志を受け継いで作ってるのが伝わってるので。

 3月でBBSでの作品は全て終わってしまうのは物凄く寂しいです。

 この先、ライブも無いと思うと辛いですが、いい加減、前へ進まないといけないですね。
 でも、やっぱり15年近く聴いてきた音を今すぐ切り替えろというのは無理な話で、
 これからも聴き続けると思いますし、遺志を受け継いだバンドや中野雅之さんの活動にも
 注目していきたいと思います、まだ終わってないです、コレが始まりですから。

 個人的にはたった1度だけ、ワンマンで観れたことは一生忘れないと思います。
 偶然とはいえ、このバンドに出会えて本当に良かった、ハッキリそう言えます。
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